まいのヴァーチャル日記

「蛇の穴」のまいです。 私の日々の生活を書きつづっていきます。 ・・・



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停電しました
 NAO (2008/01/04 00:57)

今日は、お店で、突然、停電がありました。
マスターは、お出かけしたっきり、戻ってきません。
また、どっかで、飲み潰れているのでしょう。
「マスターが、ちゃんと電気代を払っていないので、こんなのことになるんだろう」
と言って、皮肉を言われるお客様も、いらっしゃいました。
あいにくの曇り空で、お店の小窓からも、星も月も見えなくて、お店の中が、真っ暗になりました。
「おいおい、どうするんだよ」
と、あるお客様が、ライターを付けて、少し明かりをとられました。
「すいません。ろうそくなんてものも、用意していませんし、困ったものですね」
と、私が言うと、
「少しも困ったことじゃないわ。素敵な夜じゃないの」
と、普段無口なまみが、しゃべり出しました。
すると、
「あちっちっ。くそー」
と言う声と共に、ライターの火が消えました。
「まっくら、まっくら、何が見える」
と、暗闇から、まみの声がします。
「俺の目には、ライターの火が残っているよ」
「でしょ、明かりがあるから、無くなったときに、余計なものが見えるのよ。闇夜には、闇夜にふさわしいものがみえるはずよ」
「なるほど、しばらく待つか・・・」
「おれには、白い太った影が、のそのそ動くのが見えるぞ」
と、もう一人のお客さま。
「きゃはっ、それって、まみじゃないの」
と、私は、思わず噴き出しながら言ってしまいました。
「まっくら、まっくら、私は、お化けよう」
「脅かすなよ。まったく・・・」
「そうか、まみは、真っ暗でも、何かが見えるんだ」
「やっと、まいには、分かったようね。ここは、私に任せて」
「へえ、さすが、まみちゃん。俺には、まだ、何も見えないよ。ライターの火は、消えたけど・・・」
「やっと、Kさんも、仲間入りね。ありがとう。じゃあ、行きますよ。これは、見えるかな?」
「わっ、黄色い光が、壁に見えぞ」
「ほんとだ、三日月みたいだ」
「きれい・・・」
「じゃあ、これは?」
「星みたいに、天上が、キラキラ光りだしたぞ。北斗七星みたいに並んでる」
「すごいわ・・」
「ようし、思い切って、次いくよ」
「わっ、天井が、キラキラし出したぞ。銀河のようだ」
「ほんと、きれいだわ・・・」

こんな風にして、みんなで、闇夜の中で、静かな時間を、しばらく過ごしました。
と、突然、ぱっと電気がつきました。
「わっ。何だよ、急に」
と、あまりのみんな眩しさに目を覆います。
「暗いと文句いい、明るくなったなったで、また、文句言うつもり!。困ったお客様ですこと」
声の方へ、おそるおそる目を開けて見ると、まみが、さっき、三日月の黄色い光のあった壁際に立っています。
その壁には、黄色い三日月が、マヨネーズで、書かれていました。
天井を見ると、ミルクのしみが、たくさんついています。
「ごめんね、まい。お店を、汚しちゃったみたいだね」
「いいわよ。後で、マスターに、お掃除してもらいましょ」
とうことで、みんなで笑いながら、静かな夜は、更けていきました。

(これは、フィクションです)
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